【一般社団法人 居笑様(佐賀県)様】の事例インタビューです。

●本コーナーでは「無料もしくは低コストのITを使って、お金をかけずに介護をより良くする活動」を行っている「NPO法人タダカヨ」さんにご協力頂き、「介護ICTに関する理解」と「介護職の知見」を活かした、ケア樹ユーザーインタビューを実施して頂きました。

佐賀県佐賀市で、看護小規模多機能型居宅介護を運営している、一般社団法人 居笑様。
今回は看護小規模多機能型居宅介護びりーぶで、介護主任として活躍されている中川様にお話しを聞きました。

看護小規模多機能型居宅介護びりーぶの写真

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吉岡さん
(タダカヨ)

いきなりですが。中川様に、ケア樹との出会いを一言で教えていただけますか?

中川様
中川様

運命的な出会いです!

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吉岡さん
(タダカヨ)

「ビビビッ!」てヤツですか?
具体的にどんな感じなんでしょう?

中川様
中川様

システムを導入しようと決めた際、福岡の展示会に行ったんです。
いろんな介護ソフトがあったんですが、実際に触ってみて、「他のどのソフトよりも操作画面がわかりやすい」し、「入力がしやすかった」という点で「すごいな!」って思ったんです。

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吉岡さん
(タダカヨ)

分かりやすさって大切ですよね!
新しく操作方法を覚えないといけないけれども、画面を見て、直感的に分かりやすいっていうのは大切な要素ですね。

中川様
中川様

そうです。
看護スタッフは記録に慣れている人が多かったのですが、介護スタッフの多くが使い慣れていないので、すっと取り組めるかどうか?という点で、操作画面の分かりやすさは重視していました。

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吉岡さん
(タダカヨ)

そんな運命的な出会いの前は、どんなふうに記録していたんですか?

中川様
中川様

複写式の紙とノートを使ってました。準備に手間もかかるし、紙代もバカにならないし、それにサインをもらうのも手間でした。サインをもらう為に紙を持って行くのを忘れちゃうと、改めて行かないと行けなくなり、本当に手間でした。

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吉岡さん
(タダカヨ)

あぁ~、なんか想像できます!

私も忘れて、再訪問しがちなタイプかもしれません。w

中川様
中川様

紙では、社内での情報共有がうまくできていなくて、悩みの一つでした。
システムを導入することでうまく解消できれば!ということで検討を始めました。

以前の申し送りノート
以前の申し送りノート写真
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吉岡さん
(タダカヨ)

なるほど!
ちなみに、運命的な出会いということでしたが、それ以外に検討する上で重視したポイントはございますか?

中川様
中川様

当然ですが、費用は重要なポイントでした。
ケア樹さんは「安い!」という印象です。

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吉岡さん
(タダカヨ)

費用は本当に重要ですよね。

中川様
中川様

はい、事務メンバーも費用の安さと、請求業務のしやすさを喜んでいます。

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吉岡さん
(タダカヨ)

現場メンバーだけでなく、事務の方々が喜んでいるというのは、とても良いですね!
では、実際の導入に関するお話をお聞きしたいと思います。

中川様
中川様

すごく感謝しているのは、担当の方が導入時のサポートをしっかりとしてくださったことです。

そして、導入後にも入力方法を丁寧に教えてくださいました。
音声入力についても教えていただきました。

ケア樹アプリを利用している様子
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吉岡さん
(タダカヨ)

サポートしてもらえるのは本当に助かりますよね。
一から覚えるのは、誰にとっても大変なことですからね。

では、サポートもあったということで、割とスムーズに導入できた感じですか?

中川様
中川様

いえ、そんなことはありません。
当然ながら、60代のスタッフの多くが他の施設等で業務経験を積んできていたので、紙の記録に慣れてると、「電子化」に対して、結構抵抗感もありました。

うちは年齢で言うと、上が60代と下が30代。
「その間はいない」という風に、明確に分かれてまして、若い子達がしっかりとフォローしてくれたお陰で今のような状況になれました。

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吉岡さん
(タダカヨ)

チームで一緒に取り組んだ結果ですね!
素敵なエピソードです!

導入後、今はどんな感じですか?

中川様
中川様

ケア樹を使いこなせているか?と考えると、まだまだ全然使いこなせてはいなくて、もっといろいろ使いこなしたいと考えています。

ケアプランやアセスメントシートをケアマネが使っていて、「使いやすい」と言ってました。介護スタッフとケアマネの連携をもっともっと進めて行かないといけないとダメだとは思っています。

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吉岡さん
(タダカヨ)

連携っていうのは、いわゆるその利用者さんに関する情報の共有とかですか?

中川様
中川様

そうです。

介護スタッフごとにそれぞれ担当の利用者さんがついているので、各利用者さんのアセスメントや、ADL情報を適宜更新していく必要があると思っています。

利用者さんの状況も刻々と変わっていくので、多職種連携をもっと効果的にしていくことが課題だと思っています。

ケア樹をパソコンで利用している様子の写真
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吉岡さん
(タダカヨ)

素晴らしいですね!
多職種連携を如何に効率的に実施するか?って、とても大切ですもんね。

是非、ケア樹さんのサポートをうまく活用しながら、実現していただきたいと思います。

このインタビュー記事を読まれた多くの事業所の方が、システム選びをする際の参考になるお話しでした。
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

■中川様のプロフィール
中川様プロフィール写真
中川 則子様
役職  :看護小規模多機能型居宅介護びりーぶ 介護主任
仕事内容:業務振分、職員教育・育成、介護業務全般
趣味  :ドライブ
■インタビュアーの吉岡さんのプロフィール
吉岡 政明さんプロフィール写真

吉岡 政明(所属:NPO法人タダカヨ)
岡山大学卒業後、様々な業界・業種を経験後、介護業界へ。老人ホーム施設長、福祉用具専門相談員、老人ホーム入居紹介業を経験し、現場目線のIT化/DX化に取り組み、現在は介護業界を中心とした事業運営のサポートを行っている。
スマート介護士Expert、介護ITインストラクター、福祉用具専門相談員。

NPO法人タダカヨ
「ITを上手に使って、お金をかけずにより良い介護へ」のビジョンの元、介護業界のIT活用を支援するNPO法人です。
https://mmky310.info/