【社会福祉法人六縁会(秋田県)様】の事例インタビューです。
●本コーナーでは「無料もしくは低コストのITを使って、お金をかけずに介護をより良くする活動」を行っている「NPO法人タダカヨ」さんにご協力頂き、「介護ICTに関する理解」と「介護職の知見」を活かした、ケア樹ユーザーインタビューを実施して頂きました。
「地域に開けた施設」を理念に置く社会福祉法人をゼロから立ち上げた六縁会様。
秋田県羽後町では初となる「民間」の特別養護老人ホームを平成23年に開業。
現在、特養・ショートステイにて40名のスタッフがケア樹を活用されています。
本日は「介護ソフトのイメージ」と「切り替えた後の成果」について
施設長 秋川様、相談員 照井様にインタビューしました。
秋川様、照井様よろしくお願いします。
はじめに介護記録の電子化に取り組んだ背景を教えていただけますか?
開業時、記録の電子化は当たり前と考えて進めていました。
その当時、使っていたソフトが買取のもので、買取+メンテナンス+バージョンアップにそれぞれお金がかかり、さらにサーバー代がかかる状況のものを10年ほど使っていました。
10年経つと色々と対応ができないところも出てきたので更新ではなく、新しい介護ソフトを検討しました。
なるほど…
検討する際は、他に介護ソフトの候補はあったのですか?
いくつかありました。
その中でも「ケア樹」が1番安かったです。
正直、介護ソフトは高いイメージがあったので驚きました!
「この金額でいいの!?」「この金額だったら始められる」と思い、選びました。
私は、介護業界に長くいまして、現場職員から経営の立場になったので
介護ソフトは高いのが当たり前、「こういうものだ」という印象がありました。
契約料を払う、更新でまた払う
ずっとお金を払い続けないといけないイメージでした。
ですが、「ケア樹」は価格帯が思った以上に安く衝撃的だったのを覚えています。笑
安かったのでまずは「お試し」という形で選びました。
わかります。介護ソフトって高いイメージがありますよね。
その点、「ケア樹」は使用料が魅力的とお声を頂いております。
一方で「価格帯の安さ」は魅力ですが、導入時に気になった点はありましたか?
「安い=できることが少ない」というイメージを持っていました。
たしかに…安いとできることが少ないイメージなりますね。
実際はいかがだったでしょうか?
お使いになってみて業務に支障はありましたか?
ないです。むしろタブレットで記録が直接打ち込めるので業務効率は上がりました!
価格も安く、効率も上がる!!
介護ソフトの更新を検討している事業所にぜひこの声を届けていきたいですね!
導入のお話ありがとうございます。
では次に、導入時の課題やその解決方法を教えてください。
利用者がいる状態で介護ソフトを切り替えたので、「情報管理」と「切り替えにおける問題への対処」がありました。
切り替えについては「明日から以前のデータが見れなくなる」ではなく、
数ヶ月のライセンス契約を延長してもらい、切り替えを行いました。
切り替えにおける問題への対処は、わからないことの質問や操作方法の理解をするにあたり、サポートセンターへの確認がバラバラになる恐れがあったので一元化することにしました。
具体的には「担当をつける」です。
主任・リーダーといった役職があるスタッフではなく、パソコンに詳しいスタッフに担当になってもらいました。
なるほど!パソコンに詳しい人を担当にする。
もう少し詳しくお話、お願いします!
バラバラにサポートセンターを活用するのではなく、その担当が一手に質問を取りまとめて、サポートセンターに聞く対応をしました。
そうすることで担当に聞けば「ケア樹」のことがわかる。
担当でもわからないことをサポートに聞くことで質問がバラけず、一元化することができました。
たしかに、複数担当からの質問のやりとりは情報がバラバラになるリスクがありますね。
パソコンに詳しい人を担当にする。ナイスアイデア!
サポートセンターのお話が出たのでサポートについてお聞きします。
実際にサポートセンターを活用した印象はどうでしたか?
またどんな内容を質問されましたか?
印象としては、導入当初にサポートが受けられたのがありがたかったです!
こちらからの質問の内容としては
「相談員からは」
ショートステイ利用者が特養の空床利用をする時の入力の仕方がわからない。
「請求関係では」
特養の利用者様が入院され、外泊時費用の加算を算定する場合。
月末に入院された為、月またぎで翌月も外泊時加算を算定する事が可能であるが、入院中で不在の為、利用実績が無く請求画面にお名前が表示されなかった。
解決策とその際に手入力で加算算定が必要である旨を回答を頂き解決。
「スタッフ情報管理では」
介護主任の名前を各ユニットのパソコンに入力したが、
登録を一つにして全部署で使用出来るように出来ないか。
質問をメールすると電話で回答をもらいました。
すごい!こんなことまで回答してくれるんですね!とっても丁寧!
そうなんです。こんなこともいいのかなと思いつつ、1から10まで、丁寧に教えてもらいました。
わたしの1番のオススメは「サポートセンターです!」笑
【ケア樹より】
・事業所様からの「操作性能向上」などの改善要望は取りまとめ、対応の必要性の判断、優先順位を整理した上で、順次バージョンアップによるシステム改善を行っております。
・毎月ユーザー様向けのメルマガなどにより、バージョンアップ内容やセミナーのご案内をしています。
・既存ユーザー様でもiPad操作を定着していただくためのオンラインセミナーを開催。
現在のサポート状況は以下の通り
メインは事業所様からの操作上の質問に対し、同じ画面を見ながらご回答しています。ご連絡を頂戴した日に解決できるよう努めています。今は事前予約を利用される事業所様も増え、以前に比べお待たせすることは少なくなっております。
充実したサポート体制
導入前のご説明や導入時の有償でのデータ移行オプション、導入後の親身な電話サポート等、充実したサービスで快適な導入を支援します。
介護事務管理士の資格を持つ専任オペレーターが多数在籍。
「ケア樹」のサポートセンターは好評で他法人の事例活用でも多く取り上げられています!
この質問は「あるある〜」とうなずかれる介護従事者の方も多いと思います。
では次に導入の成果を教えてください。
タブレット活用で、その場で記録を打てることです。
以前は「紙とパソコン」で記録を入力・管理していましたが、「ケア樹」はタブレット(iPad)での入力が可能です。
「パソコンは苦手…」と話すスタッフも、タブレット入力はボタンを押すだけなので出来るという声もあります。
介護スタッフは利用者とお話しながら食事記録が打てたり、看護としては、ラウンドしながら記録が打てるようになったのは嬉しいことですね〜!
たしかに…記録のために1度パソコンのあるところに戻る。
これって当たり前のようで、実はすごく手間だったりしますよね。
1度紙で書いた後、移動してパソコンに入力する。
これがタブレットで完結できることでその分、時間が生まれる。
ということは残業時間などは改善しましたか?
はい。改善しました。
記録入力で残業することが以前はあり、私のところに来る申請項目に、「介護記録入力のため」という申請が多かったですが、
「ケア樹」に変えてからその項目を目にする機会は減りました。
残業削減!!すばらしいっ!!
介護記録の入力時間に課題がある事業所の解決の星になれますね〜!
介護記録を業務中に入力することが当たり前だと思うんですが、当初はできなかったんです。
以前の介護ソフトは机に向かわなければできなかったので…
それが机に向かわず、タブレット入力で完結することになった。
業務中にできるようになったんです。
食事中に利用者を見守りながら記録が打てる。
こういったことが結果として増えたので、残業申請が減ったのだと思います。
「介護記録」はどこの事業所内でも課題のひとつかと思います。
ケア樹活用で、残業が減るってすばらしいですね〜
秋川さん的に、なぜ介護記録の入力時間が改善されたと思われますか?
ケア樹がスタッフの中で「使いやすかった」のだと思います。
何かあったのであれば私に「ケア樹」への声が来ていたと思うんです。
記録の入力時間が減った。情報をその場で打ち込める。
目に見える成果をスタッフが感じることができたこと、加えて価格帯が安いことで、現場と経営がWin-Winな関係になった。
スタッフの満足が得られていると思います。
昔ながらの法人だと介護保険が始まった、当初の介護ソフトを活用していることが多いと思います。
実際うちもそうでしたが…「使いやすさ」と「価格帯」で導入することができる。
「ケア樹」、本当にオススメです!!
オススメですよね〜
実は相談を受けたんです…
介護ソフトの導入で「1000万かかる。どうしよう」って話しがあったので、「やめて、ケア樹にしな」って言いました。笑
六縁会様が言うのではあれば間違いない!笑
介護ソフトのイメージを変える具体的なお話、ありがとうございました!
ありがとうございました!
役職 施設長
仕事内容 施設統括・法人事務長
趣味 身体を動かす事、ドライブ
役職 生活相談員
仕事内容 利用者管理、新規利用者受け入れ
趣味 美味しいものを食べる事、旅行
佐藤 弦(所属:NPO法人タダカヨ)
2013年から10年介護業界(通所介護、訪問入浴、ショートステイ)で働き
ショートステイでは介護記録、SNS、ICT、ビジネスチャットの導入・運用を担当
現在は、タダカヨのライターとして活動中。
好きなものはネコとカレーライス。
NPO法人タダカヨ
「ITを上手に使って、お金をかけずにより良い介護へ」のビジョンの元、介護業界のIT活用を支援するNPO法人です。
https://mmky310.info/