【株式会社建装(島根県出雲市)様】の事例インタビューです。
●本コーナーでは「無料もしくは低コストのITを使って、お金をかけずに介護をより良くする活動」を行っている「NPO法人タダカヨ」さんにご協力頂き、「介護ICTに関する理解」と「介護職の知見」を活かした、ケア樹ユーザーインタビューを実施して頂きました。
さらさの家は島根県出雲市東福町に小規模多機能型居宅介護とグループホームの2つの事業所を併設し、「ここちよく、ゆったりと、あなたらしく」を合言葉に、住みなれた地域でその人らしく暮らすことを支援し、地域に溶け込んだ介護事業所です。
出雲市の取り組みの「事業所のいいとこ発見」で取り上げられた施設でもあります。
現在ケア樹を小規模多機能型居宅介護とグループホームのスタッフ22名で活用。
今回は、さらさの家 施設長の舟木様、副施設長の大島様にお話しを伺いました。

(タダカヨ)
本日はよろしくお願いします!
まず、介護記録の電子化に取り組まれた背景を教えていただけますか。
業務改善の一環からです。
以前は、紙で作成している書類が大変多く、且つ重複して書いているものも多かった事から、記録にあまりにも時間がかかり、残業に繋がっていました。


(タダカヨ)
紙での情報共有だと、どうしても作成物も増えて、重複するものも増えていきますよね。
記録に時間をとられる事は、介護業界では常習化している課題です。
数ある介護記録ソフトの中で、ケア樹を採用した決め手は何だったのでしょうか?
1番はコスト面です。
最初は介護記録だけのソフトを導入していたのですが「請求」と「記録」が連動しているものを予算内で探してケア樹が出てきました。かつ補助金が使えたのが大きかったです。
(タダカヨ)
ケア樹は補助金対象製品で、要件を満たせば最大1/4の費用負担(75%引き)で導入できるので、ハードルがグッと下がりますね!
記録と請求も連動しているので、さらさの家にピッタリ!!
では次の質問です。導入後の成果を教えてください。
2つあります。
1つは紙にかかるコスト(コピー用紙購入代・インク代)が削減できたことです。
それに付随して記録物を保管する場所がスリムになりました!
もう1つは情報をケア樹へ一本化することができたこと。
以前は、手書きと請求は別ソフトで対応してたのですが、
ケア樹を導入して、情報がケア樹に集まるようになり
情報が一度入力すれば反映され、いろんな所に書き写していた作業がなくなりました!
(タダカヨ)
紙のコストカットと情報共有の一本化!すばらしいです!
別々のところでの情報共有だと漏れや抜けが出てしまって大変なんてこともありますよね。
ケア樹は、計画・記録・請求・分析業務など一連の業務が一本化できていいですね!


あと以前の請求ソフトより使いやすいところですかね。
(タダカヨ)
ぜひ、具体的にお願いします!
以前だと、請求時に必要な画面をひとつずつ立ち上げて作業をしてたんです。
「こっち見て、こっち見て、次はこっちを見て・・・」
「間違えとったら差し戻して、差し戻して、また立ち上げて・・・と大変だったんです」
その点、ケア樹は1画面で収まるので、請求時の確認・作業時間が短くなりました!
(タダカヨ)
請求業務の確認・作業時間がケア樹を導入すると短くなる!
これは多くの介護事業所で請求作業している方が「うんうん!」となるポイントかと思います。

(タダカヨ)
請求での導入成果のお話しありがとうございます。
ケア樹を導入したくさんの成果をあげられたようですが、
今後、取り組んでいきたい事はありますか?
請求書のペーパーレス化に取り組んでいきたいです。
印刷、郵送という作業を効率化していければと思ってます。
まだ先の話だと思うのですがここが電子化できるといいなと。
(タダカヨ)
施設内のペーパーレス化と施設外のペーバーレス化が進めば
作業・お金の面でも、施設・家族・利用者本人にとって良い環境になりますね!
本日は貴重なお話しありがとうございました!!

舟木 久美子
所属:株式会社建装(グループホームさらさの家)
役職:グループホーム管理者
さらさの家開所スタッフとして、初めて介護の仕事に従事する。日々、ご利用者様と接する中で、認知症について専門知識を学びたいと思い「認知症ケア専門士」「介護支援専門員」を取得し現在に至る。

大島 里香
所属:株式会社建装(グループホームさらさの家)
役職:小規模多機能管理者 兼 計画作成担当者
趣味:スポーツ観戦、食べ歩き、読書

佐藤 弦(所属:NPO法人タダカヨ)
2013年から10年介護業界(通所介護、訪問入浴、ショートステイ)で働き
ショートステイでは介護記録、SNS、ICT、ビジネスチャットの導入・運用を担当
現在は、タダカヨのライターとして活動中。
好きなものはネコとカレーライス。
NPO法人タダカヨ
「ITを上手に使って、お金をかけずにより良い介護へ」のビジョンの元、介護業界のIT活用を支援するNPO法人です。
https://mmky310.info/