2022年3月16日、
ケア樹をご利用中の株式会社ワイズ・スポーツ＆エンターテイメント様の「ワイズパーク」が一般社団法人日本デイサービス協会様の主催する「2022年デイサービス5選」に選出されました。

デイサービス５選は、「デイサービス新時代に、旗を掲げよう。」というキャッチコピーの元、日本デイサービス協会様でご主催される協議会で、変革期を迎えている介護業界において優れた取り組みを行っているデイサービスを「デイサービス5選」として認定し、全国のデイサービス事業所のロールモデルとして推奨していこうというものです。
※デイサービス５選　☞ https://pf.japandayservice.com/grand-prix

ご受賞された「ワイズパーク」について、
株式会社ワイズ・スポーツ＆エンターテイメント代表の山本様に
お話をお伺いいたしました。

　代表　　山本晃永氏
【資格・学位】
・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
・全米アスレティックトレーナー協会公認アスレティックトレーナー
・順天堂大学大学院修士課程修了【指導実績】
・ヴェルディ川崎（現東京ヴェルディ）
・ベガルタ仙台
・読売ジャイアンツ
・サッカーU-15〜17日本代表

「当然よ！」
利用者様が自信を持って【受賞は当たり前】と断言できる
日本五指デイサービスの思いと夢

Q1.提供しているプログラムはどのような内容でしょうか？

３時間の短時間プログラムで５分刻みでスケジュールを組んでいます。
我々はスポーツとエンタメの提供をメインにしておりますので、その時間を多くとりたくてバイタル計測などは時間を最小限に出来るよう「仕組み化」してサービスをご提供しております。バイタル計測とお茶をお召し上がりに上がりになるまでは利用者様がご到着なさって10分で完了します。

プログラムの流れは、オープニングエンタメ25分、次に２時間を40分ずつ３グループに分けてのトレーニングプログラム、最後の25分のエンタメプログラムとなっております。

ご提供内容は属人化しないように標準化されており、完全にパッケージ化していますので、個人に依存せずパーソナルトレーナーと４人の介護士や看護師で運営できます。スタッフの育成も仕事の内容を明確化し、勤務スケジュールに対応して実施していただけるように「仕組み化」しておりますので、パートさんのような時間の短い勤務の方であっても４時間の研修を受けていただければすぐにサービスを提供できるようになっております。

Q2.受賞して利用者様の反応はいかがでしたでしょうか？

利用者様は、「当然よ」とか「他と全然違うから当たり前」とか「いつも楽しくて時間が過ぎるのが一瞬だと思っていた」などのご感想を頂きましたが、ご自分たちが当事者として取り組んでおられる内容でもある為、非常に喜んでおられました。

Q3. 利用者様がご納得される緻密かつ実用的・実益性のあるプログラムのパッケージ化までの道のりを教えていただけますでしょうか？

実は、デイサービスにおけるサービス提供は我々の得意とするスポーツの仕事に近いのではないかと思ったところからスタートしました。スポーツチームでは多い時は70～80人のフィジカルトレーニングを2時間担当します。各メニューを物差しにしながら個別にアプローチしフィジカル能力を高めていきます。またケガ人は別で患部のリハビリ、患部以外の補強のメニューを組み、なるべく早期に競技に復帰できるように指導していきます。私たちのデイサービスは20～30名が対象で3時間なので、感覚としては近いものがあると思いました。あとはアスリートのパーソナルトレーニングでも姿勢や基本動作をAIシステムによって評価し、個別のトレーニングメニューを作成し、パフォーマンスが上がるように指導していくのですが、姿勢や基本動作を評価して身体機能を高めていくのは高齢者も同様です。その先の目標が少し違うだけでアスリートは「競技動作」、デイサービスは「日常動作」「趣味の動作」の質の向上になっていきます。
つまり、長年培ったスポーツでの土壌・経験を活かして作ったパッケージです。また、ここにエンタメや高齢者特有の特定疾病である、関節の障害、パーキンソン病、片麻痺などへの評価の仕組みを医師と連携して取り入れることで、スポーツの知識だけでは足りない部分を補い強化して提供に至りました。

Q4.今後はどのような未来を描いておられますか？

私たちは今回、今までも自信を持って利用者様にご提供しお喜びいただいていたサービスを、デイサービス・介護を知る錚々たる皆様にも「デイサービス５選」に選んでいただいたことで、このお墨付きパッケージを広げていきたいという思いが強くなりました。情報を発信する側としては、受賞はとても良い機会になりましたし、材料ともなりました。

要支援１から要介護２までの軽度者に必要なのは、機能改善・向上のためリハビリと体力を維持・向上するための運動です。医療でのリハビリから介護のリハビリに移行して、うまく連携が取れておらず困っている方も多くいます。
私たちが開発しているAIによる姿勢・基本動作の評価システムや、リハビリや運動の事業コンテンツが医療介護連携の仕組みづくりとしてお役に立てれば幸いです。また、アスリートのセカンドキャリアに寄与したいという思いがあり、この事業に多くのアスリートがビジネスとして参画し、全国に広げてくれたら嬉しいです。もともとはスポーツのトレーニングを提供するところからサービスが始まっておりますので、今回は介護で受賞いたしましたが、介護だけでなく、スポーツの発展にも尽くしていきたいです。

Q5. 受賞裏話をお願いします。

これは、本当に大変だったのですが、プレゼン時間が短いということです。
伝えたい事が山のようにあって、この時間ではお伝えしきれないと泣く泣くたくさん削りました。
規定の方でも動画が不可というものがありまして、受賞したプログラムの一番大事なところで「エンタメプログラム」がありまして、これで動画がご紹介できないのは致命的でした。これは音と動きが全てになりますので、静止画では本来の魅力が伝えにくいんです。

是非、動画でご覧ください。